特定技能1号 介護分野試験情報案内
※このページでは、『特定技能1号 介護分野』の試験情報について案内しています。
目次
①日本語試験
- 国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)
- 日本語能力試験(JLPT)
②技能試験
- 受験資格
- 試験概要
③介護日本語評価試験
- 受験資格
- 試験概要
試験のためのテキスト
受験申込
公式資料リンク
※試験免除を受けることが可能な場合があります。詳細は後述します。
①日本語試験
国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)または日本語能力試験(JLPT) のいずれかを合格する必要があります。
日本語試験の免除対象者:
・技能実習第2号を良好に修了した者(職種・作業を問わず)
ただし、③介護日本語評価試験については、介護職種・介護作業の技能実習第2号を良好に修了した者を除き、試験は免除されません
・介護福祉士養成施設を修了した者
・EPA介護福祉士候補者として在留期間満了(4年間)した者
ⅰ 国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)A2評価以上
受験資格:日本語を母国語としない者
実施方法:コンピューター・ベースド・テスティング(CBT)方式
実施回数:年6回程度、日本国内と海外で実施
試験評価: A1、A2、B1、B2、C1、C2の6段階 (C2がトップ)
試験内容:文字と語彙、会話と表現、読解、聴解の4つの分野
試験水準:ある程度日常会話ができ、生活に支障がない程度の日本語力を持っているかを判定する。
試験通過率
実施国:日本国内+海外7か国(フィリピン ・カンボジア・インドネシア・ネパール・モンゴル・ミャンマー・タイ)
受験者数(令和3年9月末まで合計):35473(日本国内:5681 海外:29792)
合格者数(令和3年9月末まで合計):14435(日本国内:2983 海外:11452)
通過率:合計:40.7% 日本国内:52.5% 海外:38.4%
※出典:出入国在留管理庁 新たな外国人材の受入れ及び共生社会実現に向けた取組
ⅱ 日本語能力試験(JLPT)N4以上
受験資格:日本語を母国語としない者
実施回数:7月と12月の年2回、国内と海外で実施
試験種類:N1~N5の5段階のレベルにわけて受験
試験内容:言語知識(文字・語彙・文法)、読解、聴解の3つの分野
試験方式:試験は4択のマークシート式
※出典:試験科目と問題構成
※出典:日本国内受験日程および手続きについて
②技能試験
介護技能評価試験
介護技能評価試験は選択式(2択1や4択1等)による筆記試験のみ。学科試験と実技試験がありますが、両方とも選択式の筆記試験(パソコンで実施)となります。
受験資格
- 17歳以上の者(年齢計算方法の違いにより、インドネシア国籍を有する者にあっては、18歳以上となる)
- 日本国内の受験について、日本国内受験資格の拡大により、短期滞在を含め在留資格を持つ者すべてが受験可能になりました。
【注意点】
・不合格だった方は、試験日の翌日より起算して45日間は同じ試験を受けることができません。
・日本国籍の者は受験することができません。
・特定技能在留取得して日本に入国・在留変更する時点で18歳以上である必要があります。
【試験免除対象者】
・介護分野の第2号技能実習を修了した方
・介護福祉士養成施設を修了した
・EPA介護福祉士候補者としての在留期間満了(4年間)の方
※出典:出入国在留管理庁 試験関係, Nursing care skills evaluation test and Nursing care Japanese language evaluation test
試験概要
- 問題数:全45問
- 試験時間:60分
- 学科試験 全40問:介護の基本10問、こころとからだのしくみ6問、コミュニケーション技術4問、生活支援技術20問
- 実技試験 全5問:写真等を提示して、正しい介護の手順等についての判別や判断等を出題。
- 実施方法:コンピューター・ベースド・テスティング(CBT)方式(選択式(2択1や4択1等)問題のみ、記述式問題なし)
- 試験日程:基本毎月
- 受験手数料:1,000円程度
- 試験結果の通知:試験終了後、試験会場のコンピュータ画面上で試験結果を表示。試験実施後5営業日以内を目途に、専用ウェブサイトにおいて、受験者が受験者名、試験名、試験日、顔写真、総合スコア、合否などの情報をスコアレポートとして取得可能。
- 試験合格の有効期限:結果通知書の有効期限は、受験日から 10 年後です。期限内では専用ウェブサイトから再発行できます。
- 合格基準:問題の総得点の60%以上
- 出題基準:厚生労働省のサイトでは、試験の出題内容について、項目をまとめています。
※出典:厚生労働省 介護分野における特定技能外国人の受入れについて
※参考:介護知識・技能に関する出題基準
※参考:サンプル問題
③介護日本語評価試験
受験資格
- 17歳以上の者(年齢計算方法の違いにより、インドネシア国籍を有する者にあっては、18歳以上となる)
- 日本国内の受験について、日本国内受験資格の拡大により、短期滞在を含め在留資格を持つ者すべてが受験可能になりました。
※出典:出入国在留管理庁 試験関係, Nursing care skills evaluation test and Nursing care Japanese language evaluation test
【注意点】
・不合格だった方は、試験日の翌日より起算して45日間は同じ試験を受けることができません。
・日本国籍の者は受験することができません。
・特定技能在留取得して日本に入国・在留変更する時点で18歳以上である必要があります。
【試験免除対象者】
・介護分野の第2号技能実習を修了した方
・介護福祉士養成施設を修了した
・EPA介護福祉士候補者としての在留期間満了(4年間)の方
試験概要
- 問題数:全15問
- 試験時間:30分
- 試験科目:介護のことば5問、介護の会話と声かけ5問、介護の文書5問
- 実施方法:コンピューター・ベースド・テスティング(CBT)方式(選択式(2択1や4択1等)問題のみ、記述式問題なし)
- 試験日程:基本毎月
- 受験手数料:1,000円程度
- 試験結果の通知:試験終了後、試験会場のコンピュータ画面上で試験結果を表示。試験実施後5営業日以内を目途に、専用ウェブサイトにおいて、受験者が受験者名、試験名、試験日、顔写真、総合スコア、合否などの情報をスコアレポートとして取得可能。
- 試験合格の有効期限:結果通知書の有効期限は、受験日から 10 年後です。期限内では専用ウェブサイトから再発行できます。
- 合格基準:問題の総得点の60%以上
※出典:厚生労働省 介護分野における特定技能外国人の受入れについて
※参考:サンプル問題
試験のためのテキスト
※出典:厚生労働省 介護分野における特定技能外国人の受入れについて
介護の特定技能評価試験学習用テキスト
▶日本語版
▶Textbook for Nursing Care Skills Evaluation Test -Nursing Care Skills/Nursing Care Japanese Language- in English
▶版护理特定技能评价考试 学习教材 -护理技能与护理的日语- 中文版
外国人のための介護福祉専門用語集
▶Care Welfare for non-Japanese People Terminology in English
▶面向外国人的护理福利专业术语集 中文版
外国人のための介護福祉士国家試験一問一答
▶日本語版 正誤表
▶The National Examination for Certified Care Workers for non-Japanese People Questions & Answers in English
▶面向外国人的护理专员国家考试一问一答 中文版
受験申込
日本国内試験会場リスト:全国の試験会場(テストセンター)検索
最新試験日程:該当ページ
日本国内における受験申込手順の説明:
※出典:介護技能評価試験・介護日本語評価試験 国内試験 申込手順
試験申し込みサイト:Nursing care skills evaluation test and Nursing care Japanese language evaluation test
※2か月後(60日後)までの試験予約が可能です。
試験通過率
介護技能評価試験
①累計日本国内+海外7か国(フィリピン ・カンボジア・インドネシア・ネパール・モンゴル・ミャンマー・タイ)
受験者数(令和3年9月末まで合計):33016(日本国内:19926 海外:13090)
合格者数(令和3年9月末まで合計):21960(日本国内:13240 海外:8720)
通過率:合計:66.5% 日本国内:66.4% 海外:66.6%
②月別日本国内
2021年11月
日本国内:受験者数:1191 合格者数:796 通過率:66.8%
介護日本語評価試験
2021年11月
日本国内:受験者数:987 合格者数:809 通過率:82.0%
※出典:出入国在留管理庁 新たな外国人材の受入れ及び共生社会実現に向けた取組
※出典:厚生労働省 国別11月介護技能評価試験・介護日本語評価試験試験結果
公式資料リンク
- やさしい特定技能ガイドブック(日本語):出入国在留管理庁 特定技能ガイドブック
- 各分野区分ごとの業務内容詳細を説明する職務記述書(Detailed Job Description for Specified Skill Workerⅰ)(Excel)
Excelダウンロード先:出入国在留管理庁 日本語 English
職務記述書具体例:
介護分野(下位業務区分なし)
①分野・区分の概要:
身体介護等(利用者の心身の状況に応じた入浴、食事、排せつの介助等)のほか、これに付随する支援業務(レクリエーションの実施、機能訓練の補助等)※利用者の居宅で行われるものは対象外
②主な業務内容:
身体介護等の業務(利用者の心身の状況に応じた入浴、食事、排せつ、整容・衣服着脱、移動の介助等)支援業務(レクリエーションの実施、機能訓練の補助等)
③想定される関連業務:(注:主な業務を行いつつ、その区分に従事する日本人が通常従事することとなる関連業務に特定技能外国人が付随的に従事することは差し支えないが、特定技能外国人を専ら関連業務に従事させることは認められない)
お知らせ等の掲示物の管理、物品の補充や管理
※出典:出入国在留管理庁 Immigration Services Agency of Japan 在留資格「特定技能」により日本で働くことを希望する外国人の方